寝室に取り入れたいアロマ
寝室を睡眠に適した環境にするのに効果的な方法のひとつとして、
「アロマの利用」が挙げられます。リラックスできる香りを部屋に満たすことで、自然な眠気を誘う、というわけですね。
寝室のアロマのすすめ!
アロマと言えば、
アロマポットを使っておこなうのが一般的ですが、
「寝ている時に火を使う」というのは、火災のリスクなど、大きな危険をはらむ行為ですので、火を使うタイプのアロマポットの寝室利用は、絶対におすすめできません。
今では、火を使わずにできるアロマポットも販売されていますが、これはこれで、タイマー設定がついていなければ「一晩中アロマの香りを出しっぱなし」
という状態になりますよね。
しかし、リラックス系のアロマの香りというのは、あくまで「誘眠」のために使うものですから、
寝ている間までずっと香りを出す必要はありません。
ですから、火を使うタイプであろうが、そうでなかろうが、寝室でのアロマ利用に、
アロマポットはあまり適していない、と言えるわけです。
小さめのスプレーボトルに水を入れ、そこにアロマの精油(エッセンシャルオイル)を数滴入れてよく振り混ぜるだけで、
簡単にアロマスプレーができあがります。
寝る前に、寝室にこのアロマスプレーをシュシュッとやれば、非常に簡単に、寝室をアロマの香りで満たせるのです。
小さめのスプレーボトルを使う理由は、水の腐敗が始まる前に使いきってしまうようにするためですよ。
良い香りを出すために、精油は必ず天然ものの、質の高いものを選びましょう!
もちろん、市販のアロマスプレーを利用するのもOKです。
ですがその場合は、必ず天然精油を使ったものかどうかを確認してから買いましょう。
合成香料を使ったアロマスプレーもあるのですが、これは極端に言えばトイレの芳香剤と大差ないようなものです。トイレの芳香剤は、最初はいい匂いのように思えますが、しばらくするとその匂いが鼻についてきますよね。そんな匂いでは、心地よい眠りにはつけないのです。
さて、アロマスプレーを作るための精油は、どんなものを選べばいいのかというと・・・
ヒノキ・ユーカリ・ラベンダーあたりがおすすめですね。
この3種の中から、もっとも好みの香りを選べば、まず間違いないでしょう。
ちなみに私の個人的なおすすめは、ヒノキです。
天然ヒノキの香りを寝室に満たした上で、寝床につきながら深呼吸をすると、まるで森林浴をしているような気分になれますよ。
就寝のためのアロマスプレーだけでなく、寝起きのためのアロマスプレーも作っておく、というのもおすすめです。
さわやかな香りで目覚めれば、睡眠と起床のメリハリがつきやすいため、睡眠リズムを規則正しくするのにも役立つのです。朝の香りとしておすすめなのは、覚醒作用が高いペパーミント。目覚めたらさっそくシュッ!とやって、さわやかな香りを胸いっぱいかぎながら、リフレッシュした気分で一日をスタートさせましょう。