不眠を改善できる理想的な枕とはどんなもの?

「いい枕を探す」というのは、
簡単なようで非常に難しい問題です。

 

どんな素材にも、メリットもデメリットも存在するわけですからね。

 

人間にとって理想的な枕というのはどんな枕なのでしょうか。

 

 

理想的な枕の条件とは

不眠の改善に役立つ理想的な枕の条件として、特に重視したいのは以下の2点です。

 

頭や首にやさしくしっかりフィットし、ぐらつかせず落ちついた寝心地を与えられる。
頭に熱がこもらない、「頭寒足熱」が実現できる仕様になっている。

 

この2点をクリアしていれば、枕における寝心地の悪さの問題はほとんど解決します

 

また、さらに欲を言えば、「あお向け寝だけでなく、横向き寝になった場合もしっかりフィットする」
という点が満たされていれば、もう満点でしょう。

 

「ひとつの素材」では理想の枕実現は難しい!?

というわけで、不眠の改善に役立つ、理想的な枕の条件を挙げてみましたが、
これらすべてを満たす枕の素材って、一体何なのでしょうか?

 

頭に熱がこもらない、という点では通気性にすぐれたそばがら枕やストロー・パイプ枕がすぐれているのですが、
フィット感はあまりありません。

 

フィット感で言えば、何と言っても低反発ウレタン枕が非常にすぐれており、形状を工夫すれば横向き寝にも対応できるのですが、低反発ウレタン枕は「素材となるウレタンそのものの通気性が最悪」という欠点を持っているため、頭に熱がこもります。
通気のためにたくさん穴を開けている商品もありますが、穴が多い、穴が大きい、という状態だと、ウレタンならではの「適度に沈みこんで、ちょうどいいところで支える」という絶妙な反発力も生かせなくなるケースが多いのです。

 

つまり・・・「たったひとつの素材だけで、理想の枕を実現するのはきわめて難しい」ということなんですね。
「頭に熱がこもる」という欠点さえなければウレタンはかなり理想に近い素材なのですが、ここにさらに「何らかの工夫」を加えないと、理想の枕にはなりきれないのです。